VR技術を活用したスマートシティ・インキュベーション・プログラムへの支援

曽グループは、スポンサープロジェクトの一つである「市長執務室に向けたブートキャンプ・アクセレレーター」(以下「BAMO」)が成功裡に遂行できましたことをお知らせします。2021年9月から11月にかけて、曽グループの資金提供のもと、グッド・シティ基金(GCF)とインドネシア・クリエイティブ・シティ・ネットワーク(ICCN)の共催により、インドネシアの31都市の公務員、政府の都市計画担当者、NGOのリーダー、民間企業の経営者など81名を対象に、Zoom及びバーチャルリアリティ技術を駆使したアクセラレータ形式のスマートシティ・インキュベーション・プログラムを実施しました。

BAMOは、バーチャルリアリティ・システムのブランドであるHTCバイブの支援を受け、世界銀行グループ国際金融公社(EDGEチーム・インドネシア)、世界経済フォーラム(IoTと都市の変革)、ICCN、シンガポールを拠点とするデジタルツイン企業アーバネティックのコンサルタントらとともに、10時間を超える都市計画・開発トレーニング(計画、設計、政策イノベーション)を実施する、インドネシアにおけるアクセラレーター形式のスマートシティ政府能力開発プログラムです。

BAMOプログラムは、インドネシアにおけるデジタル化の第2波に関する国家開発目標の一環として、ICCNにより戦略的に位置づけられています。

ICCN副戦略パートナーシップであるドウィニータ・ララサティ氏は、次のように述べています。「BAMOは、最先端の技術や機器を使い、今までとは異なるコミュニケーション方法やアイデアの共有方法を体験できる素晴らしい機会を私達に提供してくれました。この実験段階では、この方法をさらによく機能させるための改善点や要件を明らかにすることができました。」

西ジャワ州クリエイティブ・エコノミー・アンド・イノベーション委員会のエグゼクティブ・ディレクターは、次のように述べています。「BAMOは、政府が対話型デジタル・プラットフォームを通じて政策上の機会を模索する上で、新しい経験であり、これは現代社会において、非常に必要とされているスキルでもあります。」

曽グループ会長、パトリック・ツァンは、次のように述べています。「BAMOプログラムが成功を納め、遂行できたことを嬉しく思います。曽グループは、次世代の人類を構想していく革新者、技術者、思想家を常に支持しています。VR技術は、世界中の人々を結びつける創造的で興味深い方法です。革新の心と技術のサポートにより、インドネシア、東南アジア、そして世界に前向きな影響力とポジティブなインパクトを与えられることを期待しています。」

 

グッド・シティ基金について

グッド・シティ基金は、アジア及びアフリカの新興国の次世代都市全体で都市のレジリエンスを向上させるというビジョンを持った、香港の若い学者と起業家のグループによって2016年に設立された非営利非政府開発組織です。当基金は、新興都市全体の次世代の若いリーダーたちの間で、革新的な官民パートナーシップを育成することを目指しています。

当基金は、香港大学副学長室からのグローバル・パートナーシップ・シード資金を得て、「フューチャー・シティ・サミット」として設立されました。現在、G20グローバル・スマートシティ・アライアンスのインスティテューショナル・パートナーであり、タイのASEANスマートシティ・ネットワークのプライベート・セクター委員も担っています。また、グッド・シティ財団は、IoTとアーバン・トランスフォーメーション(アジア活動グループ)の非営利委員及び世界経済フォーラムの未来不動産特別委員会(中国及びASEAN地区)のメンバーでもあります。

詳細はこちらのリンクよりご覧ください。https://www.goodcityfoundation.org/

 

曽グループについて

曽グループは、東洋と西洋の架け橋を目指すイノベーションに軸を置いたグローバルファミリーオフィスです。私共の使命は、香港、アジア、そして世界へと前向きな影響力を発揮し、ポジティブなインパクトを与えられる価値を生み出せる世界中のプロジェクトに投資することです。

香港に本社を構え、多岐に渡り世界各地で直接投資を行っています。革新性、持続可能性、連帯感という私たちの価値観を反映したインパクト投資案件を探すと同時に、私共の投資戦略は、業界や地域に捉われない優良なプロジェクトに注力することです。

フィンテックからエンターテインメント、宇宙旅行といった最先端分野である世界的イノベーション及び開発の調査、分析、支援をしています。